2012年12月22日土曜日

「3月開所へはずみがついた」

 
「週刊MDS」(NO.1262)掲載記事
 


設立資金カンパ協力と入会手続きのお願い


 奈良・市民放射能測定所は、2013年3月10日(日)に開設します。その前日の3月9日(土)に、オープニング・セレモニーを開催します
 

 測定器は非電化工房の「CSK-3i」を注文しました。入荷は2013年1月20日の予定です。

 測定所は医療問題研究会奈良事務所(奈良市学園北2丁目1-6 セブンスターマンション学園前103号)の一画をお借りします。近鉄奈良線「学園前駅」北口徒歩3分の便利な所にあります。私たちのめざす、測定だけではなく、情報センター・相談センターを兼ね備えた市民測定所として運営してゆけるスペースがあり、日常的に、お母さん方がお子さんを連れて気軽に立ち寄っていただけるような「交流の場」になればと思います。

 現在、開設と運営に必要な設立準備資金を300万円を目標に多くの皆様にご協力をお願いしています。300万円の内訳は、開設資金200万円(測定器、測定所整備費など)と当初活動資金100万円です。

 測定所の主な運営経費は、会費測定料です。年会費は4000円です。測定料は、会員2000円(会員は年1回無料)、一般4000円(避難者・移住者は年5回無料)です。測定料については、会員数をふやす努力を通じて、さらに安くできればと考えています。

 そこで、ご協力のお願いです。
 
 設立資金カンパにご協力下さい。1口1000円です。5口以上の協力をいただいた方には無料測定券1枚を進呈します。

 会員になって下さい。年会費4000円です。
 
 下記のいずれかにお振り込み下さい。口座名義は奈良市民放射能測定所です。
 
  ゆうちょ銀行 総合口座 記号 14540 番号 16384311 
 
  ゆうちょ銀行 振込口座 記号番号 00920-6-273033
 
        南都銀行 西大寺支店 普通 2139717
   りそな銀行 近鉄西大寺支店 普通 0225719


<奈良・市民放射能測定所設立準備会> 
  代表 辻本 誠(090-6059-5202)

    

2012年12月16日日曜日

無料測定まつり報告

第2日目 12月16日(日)

 本日も昨日に続き、京都測定所のスタッフの支援のもとに、無料測定まつりを実施しました。
昨日以上の参加者があり、まつりは大成功しました。本日は8検体の測定をしました(2日間で合計18検体)。ご主人が飲まれるお酒、産地の違う牛乳2検体、家庭菜園の大根、道南の昆布、リンゴジュースなど多彩でしたが、全て非検出でした。途中で比較用に京都が持っておられる汚染された栗の測定も披露し、検出される場合のセシウムのピークの顕著な出かたなども示していただきました(測定結果は京都測定所のブログをご覧下さい)。
 大成功のお陰で、みじん切りにして持参して下さったのに、残念ながら測定できない方も複数出てしまいました。それぞれお詫びをしましたが、1月の下旬に測定器が搬入される予定なので、それ以降、3月の開設に向けて準備会内部で測定と研修を重ねる機会を利用して測定(無料)にぜひお越し下さるように伝えました。
 女性を中心とした農業チームの「田原ナチュラル・ファーム」の代表であり、準備会のメンバーでもある方が、野菜の直販と自家製の茶葉の測定のために参加して下さいました。お子さまの給食の件で、弁当持参を考えて悩んでおられるお母さんの相談を受けました。関東から母子避難されてきたお母さんが、ツイッターを見て奈良でも測定所ができることを知り、参加して下さいました。非電化工房の製品に興味を持っておられ、現地見学をされた経験を持つ男性が、奈良市民測定所が同社の測定器を導入するという新聞記事を見て何か力になりたいという思いで参加して下さいました。また大学医学部で学ぶ若い大学生(女性)が医療問題研究会の方の紹介で、実際に測定作業を経験するために参加して下さいました。「奈良 こどもの未来をまもる会」で活動されている子育て真っ最中のお母さん方も大勢駆けつけて下さいました。
 まつりはたくさんの出会いと市民放射能測定所をともに育てていこうという思いの詰まったすばらしい交流の場になりました。広いスペースを活用して、情報や相談のセンターとしての機能を兼ね備えた市民測定所にしようという夢も広がりました。お世話になった京都のスタッフとの熱い絆も生まれました。参加された皆さん、京都のスタッフの皆さん、準備から本番・後片付けまでてきぱきと笑顔でまつり成功のための作業を担ってくれた奈良の皆さん、本当に有難うございました。

 以下に、奈良のメンバー各人の、今回のまつりに参加した感想を、全員ではありませんが、書いていただきました。
 
 測定は放射能に限らず知ることの根っこです。泥臭さ避けるをことはできませんが、私はこれが大好きな作業です。少しずつ頑張っていきます。(高原)

 とても楽しい2日間でした。測定技術をしっかり覚えて微力ながら協力させていただきます。 (M)

 はじめてですので勉強になりました。微力ですが参加せていただきます。(K)
 
 市民測定所が測定だけの場所ではなくていろいろな人が交流できる可能性のある場所だということがよくわかりました。1月に測定器が入るのでしっかり準備したいです。(T)
 
 
    
 二日間を通して測定所の必要性を改めて感じました。難しい専門用語に不安がありますが、少しづつ慣れていけばと思います。(S)

 たのしかったです。あんなにたくさんの人がおいで下さるとは。感謝でいっぱいです。そしてこどもたちが大人の間を縫って汗びっしょりで走り回り、その向こうで京都の方々が真剣に測定しておられるという、不思議な、素敵な、二日間でした。今度は奈良のみんなで測定も、ですね。(ふ)

 一日目は約50人、二日目はそれ以上の70人?80人?…しかもあったかい人ばかり…。このステキな人たちのエネルギーと、あと信頼される測定技術があれば、奈良の測定所もきっと意義ある場所になるでしょう。最後になりましたが、京都の測定所のみなさま、全面的なバックアップ本当にありがとうございました!(K)

 思った以上の手ごたえに感謝、感激、やりがい、責任、いろんな思いで胸がいっぱいです。測定を通じて、測定だけにとどまらない人と人とのつながりを紡ぐ場になっていくよう、精進してまいりますです(^^)。(渡)

 遅れて参加させていただきました。すこしですが見学できてよかったです。ありがとうございました。微力ですが少しでもお力添えできたらと思います。(坂)

                  
(写真は、京都の“測定王子”こと楠本さんの解説風景です。)




 

 
 

無料測定まつり報告


第1日目 12月15日(土)
 
  
 受付の朝10時から先ず、京都市民測定所の奥森代表から、測定器と測定・評価などの説明があり、その後順次、測定を開始しました。奈良と京都のスタッフを含めて約50名の参加がありました。

 
 夕方5時まで10検体の測定をしました。奈良・月ヶ瀬の養鶏場の卵、茨城県や奈良・都祁の白菜、同じく奈良の生産農家の茶葉と米の粉、三重県の玄米など、全て非検出でしたが、白菜のみじん切り、マリネリ容器への詰め込み作業から、測定結果の評価と説明まで、京都の測定スタッフの全面的なバックアップのもとに、密度の濃い測定作業が続きました。

 
野菜や自然食品の直販、京都測定所で測定済みの材料を使ったクッキーカフェ、DVD上映、書籍の販売なども並行して実施しました。

 奈良では、測定だけではなく、情報や相談のセンターとしての機能を備えた市民測定所をめざしていますが、医療問題研究会奈良事務所の余裕のあるスペースを活用させていただいて、これでやっていけるのではないかという確かな手ごたえを参加者一同感じることができました。

 京都のSさんから、奈良の測定所のいい所として、駅から近い好立地にあること、様々な取り組みを企画できる可能性のある広いスペースが確保できていること、生産農家の方とのつながりができていることなどを指摘していただきましたが、その通りだと思います。参加者がおしなべていい表情をされていたことを見て、奈良でも市民測定所ができるという喜びが改めて湧いてきた一日でした。
 
 





2012年12月2日日曜日

無料測定まつり

                                         無料測定まつりのチラシ

2012年12月1日土曜日

2012年11月22日木曜日

奈良にも市民放射能測定所を! 無料測定会開催!

 放射能汚染が広範囲に広がり、私たちは放射能と向き合って生きてゆくことを余儀なくされています。政府が定める「基準値」 以下の汚染食品が全国に流通し、大人も子どもも内部被曝を強いられています。こうした状況の中で、市民自らが放射能を測定し、放射線防護の知識を身につけ、正しく判断してゆくことが求められています。
 私たちは、全ての食品の放射能検査と表示をめざして、奈良でも市民による放射能測定運動を広げるために、2013年3月に奈良・市民放射能測定所の開設を準備しています。
 このたび、奈良・市民放射能測定所準備会の活動を広く知っていただき、あわせて会員募集・開設資金などのご理解をえるために、5月にオープンされた京都・市民放射能測定所の全面的な協力のもとに、無料測定会を開催することになりました。  無料測定だけではなく、自然食品・有機野菜の直売、ノンベクレルカフェ、『放射線内部被曝から子どもをまもるために』DVD上映など楽しい交流の場にしたいと思っていますので、ご家族そろってお越しください。 見学も大歓迎です。  

日時:12月15日(土)~16日(日) 両日とも10:00~16:00  
 
受付時間:AM10時 & PM1時

場所:医療問題研究会奈良事務所<近鉄奈良線「学園前駅」北口徒歩3分>     
   (奈良市学園北2丁目1017番地88 セブンスターマンション学園前103号)  

測定:検体は食品に限ります。測定精度を上げるためには、検体を入れるマリネり容器にしっかり
    と詰めなければなりません。野菜などの固形物はみじん切りにして1㍑以上を、受付時間ま
    でに、ご持参下さい。  

連絡先:辻本 誠 (090-6059-5202)

2012年10月7日日曜日

第9回準備会のお知らせ

第9回・奈良市民放射能測定所設立準備会を下記の通り行います。

  日時:10月14日(日)13:00~15:00 場所:はぐくみセンター 1―3・4会議室

 案件:  ①測定器選定  ②測定所場所の見通し  ③開設資金協力依頼・会員募集のための活動
                計画   など

来春オープンに向けて、時間的余裕はあまりありません。多くの方々の ご協力をよろしくお願いします。

2012年9月20日木曜日

第8回準備会報告

 第8回準備会にご参加の皆さん、有難うございました。 新しく参加された方々も含め、「開設時期を決め、逆算して必要な準備を進めよう」という点で、合意を作ることができました。以下、 第8回準備会の報告です。

  1.確認できた内容  
    ①前回までの簡単な経過  
    ・3/18に福島測定所から阿部宣幸さんを招いて(コーディネイトして下さった京都測定所の奥森
        祥陽さんも参加)、講演と測定デモンストレーションを開催した。その時に参加した「奈良 こど
       もの未来をまもる会」のメンバーが 「呼びかけ人」になり、「奈良に市民放射能測定所をつくろ
       う!」という準備会のチラシをつくり、呼びかけ人・賛同人を募る活動を開始した。  
   ・以来、7回の準備会を重ねた。京都測定所の見学や内部被曝学習会(講師:入江医師)も実施
       した。しかし、呼びかけ人自身の中でも測定所設立について様々な意見の違いがあることが
      明確になった。奈良で本当に必要なのか、資金協力やスタッフの確保は大丈夫なのか、開設し
      たが継続運営ができなくなるというリスクはクリアできるのか、本気で設立を考えている人がど
      れだけいるのかなどの意見が出された。そんな中で、第8回準備会は、次のような方向で実施
      することになった。 設立に向けた具体的なイメージを提示し、改めて賛同者を募るためのチラ
      シ(案)を作成する。盛り込む中身について話し合いを通じて、出されている疑問点や課題をク
      リアし、合意を作り出す。元の「呼びかけ人」はリセットし、ぜひ設立したいという思いを持ったメ
      ンバーを中心に広く賛同を呼びかけ、開設に向けて運動を作る。

 ②奈良市民放射能測定所設立に向けた合意事項   
     ・開設時期:2013年3月11日のメモリアルデー(11日は月曜日なので、オープンは前日の10
      日予定)   
    ・測定器:非電化工房製品CSK-3i(105万円)を基本に考える。すでに使用している仙台の「小さ
      き花SSS」の小森さんの話では、温度管理が課題だということでした(年中エアコンが必要)。名
      張市で測定所開設を計画されている中川さんが先週末に非電化工房を訪問され、色々と調査
      されてきました。その報告も踏まえて最終判断をしたいと思います。   
    ・年会費:4000円とし、測定費は会員1回2000円(年一回測定無料)、一般1回4000円とする。
    ・場所探し:気密性があり、重量に耐えられるところ。家賃は3万円までとする。   
    ・開設カンパ:一口1000円(できれば複数口をお願いする)   
    ・振込口座の開設ができ次第、新しいチラシ及びリーフレットを作成し、会員・カンパ募集の活動
     を開始する。   
    ・奈良市民放射能測定所暫定規約(取りあえず京都市民測定所のものを借用しています)
   (名 称)    第1条  本会の名称は、奈良市民放射能測定所と称する。(ぜひ愛称を考えた
                                            いですね)   
      (目 的)    第2条  本会は、放射能に汚染された食品による内部被曝を防ぐために、食品
                                           の放射能測定・検査を行うことを目的とする。  
    (事務所)     第3条 本会の事務所を○○○○○に置く。   
      (会 員)    第4条  本会の目的に賛同し、年会費4,000円を納入するものは、会員になる
                                           ことができる。   
       (総 会)    第5条  代表が召集する年1回の総会において、年間活動方針並びに役員体
                                           制を決定する。3分の1以上の会員の要望により臨時総会を開催するこ
                                           とができる。  
    (役員体制)  第6条  本会の役員として代表、副代表、事務局長及び会計を置く。また、必
                                          に応じて、事務局員を置くことができる。    
                             第7条  上記役員は、年1回の総会において、会員の中から互選で選出するも
                                          のとする。   
                           第8条  役員の任期は、次回の総会までとする。再任は妨げない。   
     (設立年月日)    本会は2013年3月10日に設立する。  
 
  ・役員体制   代表 辻本  誠   副代表  武部 毅陸・桑原 由香   事務局長  渡辺由貴子  
           会計  渡辺 由貴子(当面、兼務)

2.次回の予定   
  日時:10/14(日)13:00~15:00 1-3・1-4会議室    
  場所:はぐくみセンター

3.イベント予定のお知らせ
  ①京都市民放射能測定所見学会   9/30(日)10:00~12:00(京阪「丹波橋駅」下車すぐ)  
  ②さよなら原発生駒市民の集い   9/23(日)13:30~15:30 セイセイビル301号室   
    ・堀田美恵子さん「脱原発への私の思い」    ・避難者より(天貝あきさん・萩原ゆきみさん)
   ③鎌田 慧さん講演会「脱原発社会は可能~民主主義を私たちの手で」(さよなら原発県ネット)
     9/29(土)13:30~15:50 橿原文化会館小ホール
   ④奈良オーガニックマーケット   9/30(日)9:00~14:00 JR奈良駅前広場  
   ⑤奈良県くらし創造部 消費・生活安全課主催「食品中の放射能物質対策について学ぶ」  
       10/19(金)13:30~16:00 学園前ホール   *詳しくは、奈良県HPのくらし創造部・生活安
         全課のお知らせをご覧下さい。

2012年9月10日月曜日

第8回準備会のお知らせ

第8回奈良・市民放射能測定所設立準備会を下記の通り行います。

 日時:9月16日(日)10:00~12:00(会場は14:00まで使用可能です)  

   場所:はぐくみセンター・1-1会議室(「奈良 こどもの未来をまもる会」で掲示)

 今回は、お勤めの方や男性にも参加してもらいやすいように休日に設定しました。 お友だちや関心をお持ちの方もさそっていただければ嬉しいです。初めての方も 大歓迎です。

2012年8月5日日曜日

第7回準備会のお知らせ


 第7回奈良・市民放射能測定所設立準備会を下記の通り行います。


 

 日時:8月8日(水)10:00~12:00(会場は14:00までOKです) 

 場所:はぐくみセンター(1-2・5会議室・「奈良 こどもの未来をまもる会」で掲示)



 当日の話し合いを具体的に能率よく進行できるように、たたき台(あくまでも「たたき台」

 であり、万事は今後の話し合いの結果によって決めてゆきます)のレジュメを作成しました

 ので、添付と貼り付けで送ります。非電化工房への問い合わせに対する回答メールも添付しました。

 

 オーガニックマーケットの榊原さんをはじめ、複数の方々から「課題は色々あるが、協力者

のあてもある。早くオープンできるようにしましょうよ」という意見をいただいています。

京都のの奥森さんからも「(金はないが)それ以外の事だったら全面的にバックアップします」

という心強いエールも届いています。



各地の市民測定所からは、国産小麦などからセシウムが検出されたとの報告がなされています。

再稼働反対、ガレキ受け入れストップなど、日々の取り組むべき課題は山積みですが、市民

測定所設立についても知恵とエネルギーを出し合って一歩づつでも前進させたいと思います。



以上、よろしくお願いします。



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    第7回 奈良・市民放射能測定所設立準備会レジュメ
      
          (測定所設立に向けた話し合いのためのたたき台) 


 (1)設立理念

   ①放射の汚染が広範囲に広がり、「国の基準値」以下の汚染食品が流通し、大人も
    子どもも内部被曝を強いられています。多くの市民が、国や自治体の検査体制に
    不安を感じています。市民自らが放射能の測定を行い、放射能被曝の知識を身に
    つけ、正しく判断することが必要になっています。私たちは、そのための「ツー
    ル」として市民放射能測定所の設立をめざします。

   ②目に見えない放射線量を測定し、可視化してゆくことは、国や行政任せの状況か
    ら、自分の生活は自分で守る、家族の健康は自分が責任を持つ、といった自立し
    た生活をつくってゆく第一歩になります。放射能汚染に関わる情報の提供ばかり
    でなく、自分の人生は自分で切り開くのだ、という当たり前の感覚を取り戻すこ
    とにつながります。また、それが国や行政のあり方を変えてゆく力にもなりま
    す。

   ③全国各地で市民放射能測定所を設立する動きが広がっています。それらの取り組
    みが「すべての食品の放射能測定と公表」という大きな目標を実現してゆく力に
    なります。

 (2)活動内容

   ①主に食品の放射能測定を行い、測定値を公表します。市民が持ち込む食品の測定
    だけではなく、粉ミルクや加工食品など、測定所独自でテーマを決め、流通して
    いる食品の自主検査を行い、公表します。

   ②測定スタッフは常に研修を行い、測定技術と解析結果についての評価能力の向上
    に努めます。

   ③単なる測定所ではなく、誰もが気軽に立ち寄り、子育てや安全な暮らしのための
    情報を交換したり、おいしいものが食べられたり、安全な食品を購入できるよう
    な「交流の場」として機能する場所をめざします。

 (3)運営主体

   ①設立の趣旨に賛同し、年会費を納入した会員が運営します。

   ②他の市民放射能測定所と連携し、測定物の分担や検査結果の交流を図ります。

   ③必要に応じて、行政、市民団体、企業などの協力を求めます。

 (4)開設・運営に必要な資金

   ①開設資金:約300万円

    ・測定器約100~160万円

・測定所整備費(プリンター、机、カウンター、ロッカー、冷蔵庫など)約140
 万円

   ②年間運営費:100万円

    ・家賃、光熱費など

    ・自主検査のための食品購入費

 (5)場所の条件

   ①できるだけ無料で、奈良市で駅から近い場所

   ②少なくとも測定器、パソコン、作業台、流し台などが置けるスペースがあり、コ
    ンクリートの建物の1階またはエレベーターが設置されているところ(測定器は
    非常に重い)

 (6)会員

   ①市民・市民団体

   ②農家

   ③食品製造業者

   ④食品販売業者

   ⑤その他

3.設立のための具体的な作業

 (1)時期の決定

①測定器の注文・資金集めの開始時期:2013年1月

②オープンの時期:2013年7月

 (2)測定器の決定(下記のどちらか) 

   ①ATOMTEX社のAT1320A

    ②非電化工房のCSK-3i

 (3)測定所の場所決定

   ・すべての伝手(業者にも相談)を頼り、探します。

 (4)測定・ITスタッフ

   ・基本はボランティア

   ・測定を2人体制で行い、平日の開所日を増やしてゆくためには、講習を終えたス
    タッフは20~30人必要

 (5)役員体制

   ・代表   ・副代表    ・事務局長     ・会計

 (6)資金集め

   ①開設費用

    ・個人一口千円(できれば5口以上)、団体・企業一口1万円(できれば3口以
     上)のカンパを募ります。

    ・募金5千円につき無料測定券1枚を進呈します。

   ②運営経費

    ・有料会員方式で運営します(年会費1000円 or3000円 or5000
     円)。

    ・測定は有料とし、会員価格と一般価格を設定します。

4.次回の予定

  9月(  )日( )  ~    はぐくみセンター


2012年7月7日土曜日

第6回準備会と入江医師講演会のお知らせ


第6回奈良・市民放射能測定所設立準備会のお知らせ

 ・日時:7月14日(土)15001800

   今回は入江先生に講演をお願いした関係で、開始時刻は診察終了後の午後3時にな
   っています。

 ・場所:はぐくみセンター

 ・内容:①講演「低線量被曝の危険性」(講師:入江医師)

      入江先生は当準備会の呼びかけ人にもなっていただいています。先生は6月17日に大阪で行われた原発民衆法廷で「原発周辺の小児がんに関する疫学調査(ドイツ)」や「低線量放射線被曝後のがんリスク:15ヶ国での追跡調査」などの資料に基づいて貴重な陳述をされています。今回は法廷陳述も含めて、内部被曝・低線量被曝の危険性について詳しく話していただきます。

     ②測定所設立に向けての交流と今後の予定

  入江先生の講演を含め、準備会のメンバー以外の方のご参加も歓迎します。

2012年5月8日火曜日

京都・市民放射能測定所オープニングセレモニーのお知らせ

みなさん、いよいよ京都・市民放射能測定所がオープンします。19日(土)にはオープニングセレモニーが開催されます。京都のみなさんのご努力を称え、市民放射能測定所の意義をしっかりと確認するとともに、準備会を始めたばかりの奈良の今後の進め方の参考にするために、ぜひ参加できればと思います。詳しくは、京都のHPをご覧下さい。

 日時:5月19日(土) 13:30開場 14:00開始
  <1部>オープニングセレモニー 14:00~15:50
   場所:京都市呉竹文化センター・創造活動室(丹波橋駅「西口」下車すぐ) 
   参加費:500円
  <2部>開設記念パーティー 16:00~18:00
  場所:京都・市民放射能測定所
  参加費:飲む人1000円、飲まない人500円

2012年5月2日水曜日

[ お知らせ] 京都市民放射能測定所の見学

京都市民放射能測定所では5月19日のオープンをめざして急ピッチで準備が進められています。開設当座はとても忙しくなるので、取りあえずその前に一度訪問させていただいてはどうかと考えていたたところ、5月12日に「うつくしま☆ふくしまin京都」主催の放射能測定器の見学もかねた茶話会が行われるというお知らせがきました。参加すれば、測定器の見学・実際の測定・測定所の運営などいろいろ研修できる得がたい機会になると思います。呼びかけ人・賛同人のみなさま、ぜひ、ご参加下さい。日時、場所は以下の通りです。


日時:5月12日(土) 10:00~12:00
場所:京都ZENKOオフィス(京都市民放射能測定所開設準備室)
*京都呉竹文化会館北西の北川コンサイスビル203号
(京阪丹波橋駅南改札西口から徒歩1分)

奈良に市民放射能測定所をつくろう!


 
  市民放射能測定所ってなに?

 主に食品を対象に、市民の手で放射能を測定する場です。流通する飲食物などを持ち寄り、検査して結果を公表します。

 昨年11月、福島県二本松市のNPO法人TEAM二本松「市民放射能測定室」が、明治の粉ミルクからセシウムを検出しました。これがきっかけとなり、その後、明治は40万缶を無償交換しました。TEAM二本松の測定がなければ、いまも汚染された粉ミルクが流通していたかもしれません。

  どうして市民放射能測定所が必要なの?

 東京電力福島第一原発事故(人災)による放射能汚染は広範囲に及び、私たちは放射能と向き合って生きることを余儀なくされています。

 放射性物質は西日本にも降下しています。また、政府の定めた「基準値」は、内部被曝や低線量長期被曝の影響を軽視しています。

 こうした状況では、市民が放射線防護の知識を身につけ、自ら測定し、判断することが必要です。私たちはその手段として、市民放射能測定所の設立をめざします。また、この場所が、誰でも気軽に立ち寄れる「交流の場」として機能することも願っています。

  どんな機種を導入するの?

 京都・市民放射能測定所(519日にオープン予定)では、ベラルーシATOMTEX社のヨウ化ナトリウムシンチレーターAT1320Aを導入しました。この機種はヨウ素131、セシウム134137、カリウム40の放射能濃度が分析可能で、検出限界値は3Bq/です。運搬・設置費用を含めると、導入には約160万円が必要です。
 

奈良・市民放射能測定所設立準備会 

  連絡先:辻本誠  Tel 090-6059-5202  
                  E-mail m.tsujimoto@h5.dion.ne.jp