2012年8月5日日曜日

第7回準備会のお知らせ


 第7回奈良・市民放射能測定所設立準備会を下記の通り行います。


 

 日時:8月8日(水)10:00~12:00(会場は14:00までOKです) 

 場所:はぐくみセンター(1-2・5会議室・「奈良 こどもの未来をまもる会」で掲示)



 当日の話し合いを具体的に能率よく進行できるように、たたき台(あくまでも「たたき台」

 であり、万事は今後の話し合いの結果によって決めてゆきます)のレジュメを作成しました

 ので、添付と貼り付けで送ります。非電化工房への問い合わせに対する回答メールも添付しました。

 

 オーガニックマーケットの榊原さんをはじめ、複数の方々から「課題は色々あるが、協力者

のあてもある。早くオープンできるようにしましょうよ」という意見をいただいています。

京都のの奥森さんからも「(金はないが)それ以外の事だったら全面的にバックアップします」

という心強いエールも届いています。



各地の市民測定所からは、国産小麦などからセシウムが検出されたとの報告がなされています。

再稼働反対、ガレキ受け入れストップなど、日々の取り組むべき課題は山積みですが、市民

測定所設立についても知恵とエネルギーを出し合って一歩づつでも前進させたいと思います。



以上、よろしくお願いします。



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    第7回 奈良・市民放射能測定所設立準備会レジュメ
      
          (測定所設立に向けた話し合いのためのたたき台) 


 (1)設立理念

   ①放射の汚染が広範囲に広がり、「国の基準値」以下の汚染食品が流通し、大人も
    子どもも内部被曝を強いられています。多くの市民が、国や自治体の検査体制に
    不安を感じています。市民自らが放射能の測定を行い、放射能被曝の知識を身に
    つけ、正しく判断することが必要になっています。私たちは、そのための「ツー
    ル」として市民放射能測定所の設立をめざします。

   ②目に見えない放射線量を測定し、可視化してゆくことは、国や行政任せの状況か
    ら、自分の生活は自分で守る、家族の健康は自分が責任を持つ、といった自立し
    た生活をつくってゆく第一歩になります。放射能汚染に関わる情報の提供ばかり
    でなく、自分の人生は自分で切り開くのだ、という当たり前の感覚を取り戻すこ
    とにつながります。また、それが国や行政のあり方を変えてゆく力にもなりま
    す。

   ③全国各地で市民放射能測定所を設立する動きが広がっています。それらの取り組
    みが「すべての食品の放射能測定と公表」という大きな目標を実現してゆく力に
    なります。

 (2)活動内容

   ①主に食品の放射能測定を行い、測定値を公表します。市民が持ち込む食品の測定
    だけではなく、粉ミルクや加工食品など、測定所独自でテーマを決め、流通して
    いる食品の自主検査を行い、公表します。

   ②測定スタッフは常に研修を行い、測定技術と解析結果についての評価能力の向上
    に努めます。

   ③単なる測定所ではなく、誰もが気軽に立ち寄り、子育てや安全な暮らしのための
    情報を交換したり、おいしいものが食べられたり、安全な食品を購入できるよう
    な「交流の場」として機能する場所をめざします。

 (3)運営主体

   ①設立の趣旨に賛同し、年会費を納入した会員が運営します。

   ②他の市民放射能測定所と連携し、測定物の分担や検査結果の交流を図ります。

   ③必要に応じて、行政、市民団体、企業などの協力を求めます。

 (4)開設・運営に必要な資金

   ①開設資金:約300万円

    ・測定器約100~160万円

・測定所整備費(プリンター、机、カウンター、ロッカー、冷蔵庫など)約140
 万円

   ②年間運営費:100万円

    ・家賃、光熱費など

    ・自主検査のための食品購入費

 (5)場所の条件

   ①できるだけ無料で、奈良市で駅から近い場所

   ②少なくとも測定器、パソコン、作業台、流し台などが置けるスペースがあり、コ
    ンクリートの建物の1階またはエレベーターが設置されているところ(測定器は
    非常に重い)

 (6)会員

   ①市民・市民団体

   ②農家

   ③食品製造業者

   ④食品販売業者

   ⑤その他

3.設立のための具体的な作業

 (1)時期の決定

①測定器の注文・資金集めの開始時期:2013年1月

②オープンの時期:2013年7月

 (2)測定器の決定(下記のどちらか) 

   ①ATOMTEX社のAT1320A

    ②非電化工房のCSK-3i

 (3)測定所の場所決定

   ・すべての伝手(業者にも相談)を頼り、探します。

 (4)測定・ITスタッフ

   ・基本はボランティア

   ・測定を2人体制で行い、平日の開所日を増やしてゆくためには、講習を終えたス
    タッフは20~30人必要

 (5)役員体制

   ・代表   ・副代表    ・事務局長     ・会計

 (6)資金集め

   ①開設費用

    ・個人一口千円(できれば5口以上)、団体・企業一口1万円(できれば3口以
     上)のカンパを募ります。

    ・募金5千円につき無料測定券1枚を進呈します。

   ②運営経費

    ・有料会員方式で運営します(年会費1000円 or3000円 or5000
     円)。

    ・測定は有料とし、会員価格と一般価格を設定します。

4.次回の予定

  9月(  )日( )  ~    はぐくみセンター