主に食品を対象に、市民の手で放射能を測定する場です。流通する飲食物などを持ち寄り、検査して結果を公表します。
昨年11月、福島県二本松市のNPO法人TEAM二本松「市民放射能測定室」が、明治の粉ミルクからセシウムを検出しました。これがきっかけとなり、その後、明治は40万缶を無償交換しました。TEAM二本松の測定がなければ、いまも汚染された粉ミルクが流通していたかもしれません。
どうして市民放射能測定所が必要なの?
東京電力福島第一原発事故(人災)による放射能汚染は広範囲に及び、私たちは放射能と向き合って生きることを余儀なくされています。
放射性物質は西日本にも降下しています。また、政府の定めた「基準値」は、内部被曝や低線量長期被曝の影響を軽視しています。
こうした状況では、市民が放射線防護の知識を身につけ、自ら測定し、判断することが必要です。私たちはその手段として、市民放射能測定所の設立をめざします。また、この場所が、誰でも気軽に立ち寄れる「交流の場」として機能することも願っています。
どんな機種を導入するの?
京都・市民放射能測定所(5月19日にオープン予定)では、ベラルーシATOMTEX社のヨウ化ナトリウムシンチレーターAT1320Aを導入しました。この機種はヨウ素131、セシウム134・137、カリウム40の放射能濃度が分析可能で、検出限界値は3Bq/ℓです。運搬・設置費用を含めると、導入には約160万円が必要です。
奈良・市民放射能測定所設立準備会
連絡先:辻本誠 Tel 090-6059-5202
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